堀田ゆうか 個展「ない関節」

堀田ゆうか 個展「ない関節」

会期 2023年4月1日(土) - 4月16日(日)

時間 平日16時-22時 土日13時-19時

休廊 木曜日

場所 亀戸アートセンター (KAC)

最寄 都営新宿線 東大島駅 大島口


【 関連イベント 】※詳細は末尾に記載

■「ない関節」期間限定プリント 

会期中、作家のデザインをお持ちいただいたTシャツ、パーカー、布バッグなどの布もの(綿100%)にその場でプリントします。


--------------

亀戸アートセンターは堀田ゆうか 個展「ない関節」を開催します。

堀田ゆうかは、体とその動きを通し、イメージを紡ぎ、絵を刻んでいくように描くことで身体性をいかに画面に表象させるかという点を追求している作家です。大学で油絵を描いていた彼女は、既存の絵画形式に沿って作品を描くことに違和感を感じ、その形式を壊しながら自分なりの描き方を模索し始めます。形式に体を当てはめず、自身の身体性を何にもとらわれない形で鮮度を持って表現しようという試みから、形を決めず直感的にカットしたベニヤ板を支持体に、アクリル絵の具や鉛筆を用い作品を描くようになります。

制作のプロセスとして、子供の頃からそのストーリーや文脈からではなく、造形物として強く興味を抱いていた漫画やアニメのキャラクターを自身の身体性を媒介させる役割として用い、脳ではなく指先に搭載されたCPUが判断する感覚でそのキャラたちのイメージを分解、抽象化していきながら画面上で再構築し描いていきます。

その作業プロセスで生じる思わぬエラーや、身体の動きから生まれる辿々しい線や造形、迷いなどといったものも肯定しながら、その痕跡を可視化させていくことによって、そこに費やされた時間や、空気感を内包した身体感覚も留めることができるのではないかと作家は考えます。

身体性を孕んだその痕跡たちは、まるで細胞組織のような有機的な存在感をもって作家の「現在」を提示しています。

この機会にぜひご高覧ください。


・作家ステートメント
痕跡を刻むように、そして堆積していくそれらを掘り起こして名前をつけたりつけなかったりする。
またはある身体を解体し、組み直していく過程に別の身体を滲ませていく。
辿々しい手跡を繕うように、あるいは空間に身を折り畳むように、延長していくように、絵をつくる。


【作家プロフィール】

C-1 / 作家蔵 / 2020 / 251 × 299mm


堀田ゆうか

生年 1999年生まれ

出身地 愛知県出身

東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻 在籍

活動拠点 東京

Instagram:https://www.instagram.com/yuukasun/

twitter:https://twitter.com/ge_abhy

website: https://hoabokani.wixsite.com/ht-site


・近年の主な展示

2023

うららか絵画祭 / The 5th Floor,東京

2022

VANI / 2k540 AKI-OKA ARTISAN、東京

ハビタブルゾーンより皆様 / artgallery Opaltimes、大阪

HANCO展 / フラットリバーギャラリー、東京

明けの明星 / Art Space 銀河101、東京

焼きつく線 / gallery TOWED、東京

2021

明日はいない / 目黒rusu、東京

ストレンジャーによろしく / 金沢アートグミほか金沢市内13カ所(芸宿103ギャラリー)、石川

第23回グラフィック「1_WALL」展 / ガーディアン・ガーデン、東京


■「ない関節」期間限定プリント 

会期中、作家のデザインをお持ちいただいたTシャツ、パーカー、布バッグなどの布もの(綿100%)にその場でプリントするイベントも開催しております。

デザイン : 上画像参照

色 : 白の上に黒

サイズ : A4

料金 : 1500円

※多少、無地Tシャツ700円、布バッグ300円〜のご用意あります。