begas 個展「マーカイガ」

マイファイ絵画実験室 presents

begas 個展「マーカイガ」

会期 2025年1月10日(金) - 1月22日(水) ※ 会期中無休

時間 平日 16時 - 22時 土日祝 13時 - 19時

場所 亀戸アートセンター (KAC)

最寄 都営新宿線 東大島駅 大島口


【 関連イベント 】※詳細は末尾に記載

■ 1/18(土) レセプションパーティー & スペシャルトーク

水野健一郎 × 五明拓弥 × begas 「マイファイ絵画実験室とは?」

17:00〜18:00 レセプションパーティー

18:00〜19:30 トークショー


■ 期間限定プリント 

会期中、作家のデザインをお持ちいただいたTシャツ、シャツ、布バッグなどの布もの(綿•ポリエステル100%、綿の混紡)にその場でプリントするイベントも開催します。


■ ガチャガチャ

※イベントなどの詳細は、WEB、SNSなどで随時告知させていただきます


begas solo exhibition “mākaiga

Dates: January 10 (Fri.) - January 20 (Wed.), 2025 * Open throughout the exhibition period

Hours: 16:00 - 22:00 weekdays, 13:00 - 19:00 weekends and holidays

Place: Kameido Art Center (KAC)

Closest Station: Higashi-Ojima Station (Toei Shinjuku Line)

Ojima Exit


Related Events 】※Details are listed at the end of this page.

1/18(Sat) Reception Party & Special Talk

Kenichiro Mizuno × Takuya Gomei × begas “What is Mi-Fi Drawing Laboratory?

17:00-18:00 Reception Party

18:00-19:30 Talk show


▪️Prints for a limited period *Details are listed at the end of this document.

During the exhibition, the artist's design will be printed on the spot on T-shirts, shirts, bags, and other cloth items (cotton-100% polyester, cotton blends) that visitors bring in.


▪️Capsule toy

*We will announce details of the event on the web, SNS, etc. as needed.


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「begasさんの絵についてずっと考えている。交換の時期を何年も過ぎたフィルターの中に自動生成されたようなミクロでマクロなインナースペース。彼の穏やかな人柄とは裏腹な、仄暗いベールに包まれた不明瞭な世界。一番の謎は、彼はマイファイ絵画実験室で設定したルールに極めて忠実だったことだ。マイファイ絵画実験室が導きたいのは、情感を排除したただの線や形のバランスがもたらす視覚的な刺激である。しかし彼の作品からはそれを超えた強い念のようなものを感じる。もしかしたら、ルールによって濾過された無意識の情緒こそがマイクロフィクションなのかもしれない。」(2024年12月14日 水野健一郎)

この度、亀戸アートセンターでは、アーティスト水野健一郎主宰『マイファイ絵画実験室』が企画する、begas 初個展『マーカイガ』を開催いたします。

コロナ禍にオンラインで行われた、アーティスト坂口恭平氏のパステル画のワークショップへの参加がきっかけとなり、ベガスの絵画活動は始まります。坂口氏の「天下一パステル武道会」というアートイベントにも参加し、絵を描く楽しさと可能性を再確認します。彼はその後、『マイファイ絵画実験室』で得た刺激をもとに、徐々に自身のスタイルを築き上げています。

begas の作品は、「皺をなぞる」独自の手法によって偶然性や無意識の形を追求し、具象と抽象が交錯する独特の表現を生み出しています。紙の皺や偶然生まれる線をなぞることで浮かび上がってきた形を描き始めるこの描画スタイルは、「頭で考える」というよりも無意識に湧き出たイメージに従い描き進めていくことで、作家も意図せぬ線や形を生み出します。この手法を応用し、様々な画材を駆使しながら、支持体の上に現れる偶発的な現象を深掘りすることで生まれる絵画表現を彼は追求しています。

本展では、begas の「無意識的アプローチ」で描かれてきたスタイルの変遷が垣間見える作品が並びます。ぜひ会場で、その自由で独自な表現の世界をご体感ください。


Kameido Art Center is pleased to announce begas' first solo exhibition, “” organized by “Mi-Fi Drawing Laboratory” led by artist Kenichiro Mizuno.

begas' painting activities began with his participation in an online pastel painting workshop by artist Kyohei Sakaguchi, which was held during the the COVID-19 pandemic . He also participated in Sakaguchi's “Tenkaichi Pastel Budokai” art event and reaffirmed the joy and potential of painting. He has since gradually developed his own style based on the inspiration he received from “Mi-Fi Drawing Laboratory.

begas's works pursue chance and unconscious forms through his unique method of “tracing wrinkles,” creating a unique expression in which figuration and abstraction intersect. In this drawing style, the artist begins to draw shapes that emerge by tracing wrinkles and accidental lines on paper, creating lines and shapes that are unintended by the artist as he draws according to images that come to him unconsciously rather than by “thinking. Applying this technique and using a variety of painting materials, he pursues a pictorial expression that is created by delving deeply into the accidental phenomena that appear on the support.

The works in this exhibition offer a glimpse into the evolution of his painting style through his “unconscious approach. Please come and experience his free and unique world of expression at the exhibition venue.


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マイファイ絵画実験室 

マイファイ絵画実験室とは、アーティスト水野健一郎が1991年頃から約10年かけて培った上手い下手にとらわれない独自の絵画表現を芸人五明拓弥に伝授するために開設された講座。2019年よりYouTubeで配信された全12回の講座(第1期)の後、無審査の一般公募によって集まった受講生を対象にした9回のリモートワークショップ(第2期)、2023年には初となる対面ワークショップ(第3期)を行い、受講生たちの作品を発表する展覧会も開催。『クラムジング100D』(2022年4月/Laugh Out 渋谷/東京)、『マイファイ絵画実験室』(2022年7月/artgallery opaltimes/大阪)、『表現のキワ』(2022年8月/美学校 スタジオ/東京)、『マイファイ絵画実験室2024』(2024年8月/artgallery opaltimes/大阪)。


【作家プロフィール】

begas

1982年 沖縄県生まれ 。千葉県在住。

平日は建設関連の会社で、見積作成の仕事をしながら、

週末の早朝、家族が寝ている時間に制作。

コロナ禍の在宅勤務中、X(旧Twitter)で偶然見つけ参加した、

坂口恭平氏のワークショップをきっかけに絵を描き始める。

その後、しばらくはパステルで風景画を描いていたが、

同じく、X(旧Twitter)で偶然見つけ参加した、

「マイファイ絵画実験室」のワークショップを通して、

現在のような絵を描いている。

X : https://x.com/beeggass

Instagram :/ https://www.instagram.com/gbmsy5/


■ ワークショップ

2020年

WORKSHOP CAMP 坂口恭平 パステル絵画教室 参加

2021〜2023年

マイファイ絵画実験室ワークショップ 参加

■ 展示

2022年

第1回マイファイ絵画実験室展『クラムジング100D』 Laugh Out(東京)

第2回マイファイ絵画実験室展『マイファイ絵画実験室』opaltimes(大阪)

第3回マイファイ絵画実験室展『表現のキワ』美学校スタジオ(東京)

第2回ゾンビがいる絵展 スペースくらげ(神奈川)

2023年

第3回ゾンビがいる絵展 スペースくらげ(神奈川)

Emerging Artists Osaka 2024 江之子島文化芸術創造センター(大阪)

2024年

第4回マイファイ絵画実験室展『マイファイ絵画実験室2024』opaltimes(大阪)


【 関連イベント 】

1/18(土) レセプションパーティー & スペシャルトーク

17:00〜18:00 レセプションパーティー 

18:00〜19:30 トークショー

参加費 : 無料

 ※どなたでもご参加いただけますので、お気軽にご参加ください


〈スペシャルトーク〉

水野健一郎 × 五明拓弥 × begas 『マイファイ絵画実験室とは?』

1991年にアーティスト水野健一郎が開設した「マイファイ絵画実験室」。水野が10年かけて培った独自の絵画表現を、芸人・五明拓弥に伝授するために始まったこの講座をテーマに、水野健一郎、五明拓弥、そしてbegasが、絵画に対する新たな視点とその魅力を語ります。「上手い下手にとらわれない表現」「絵画を学ぶことの面白さ」「アートの新しい形」について、興味深い対話が繰り広げられます。


◉出演者プロフィール

水野健一郎(Kenichiro Mizuno)

アーティスト。1967年岐阜県生まれ。東京都在住。鳥取大学工学部社会開発システム工学科中退。バンタンデザイン研究所キャリアスクール修了。セツ・モードセミナー卒業。既視感と未視感の狭間に存在する“超時空感“を求めて、潜在的絵画体験であるTVアニメからの影響を脳内で再構築し、多様な手法でアウトプット。「アウターサイド」シリーズメンバー、「得体」「擬似マウンテン」キュレーション。2019年マイファイ絵画実験室開講。女子美術大学短期大学部特任准教授、東北芸術工科大学非常勤講師、京都芸術大学特別講師。

芸人 / 漫画家

五明拓弥 / ごめたん

1981年生まれ 千葉県出身

吉本興業に所属するグランジの一員。ごめたん名義で漫画家でもあり著書は『39歳の免許合宿』『カーシェアグルメドライブ』など。

マイファイ絵画実験室1期生。

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