作家ホリグチシンゴによる剽窃行為の作品説明とお詫び

現在、亀戸アートセンターにて個展を開催しておりますホリグチシンゴの作品の内、2点が海外のグラフィティライターであるRING氏のタグを剽窃、引用してしまっていた作品があったことを外部の方にご指摘頂き作家から作品の説明と謝罪をさせていただきます。ギャラリーとしても作品に対する把握が足りなかった為、このような事態になってしまい、RING氏、関係者の方々には大変ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。このようなことが二度とないよう企画した展示には責任を持って取り組んでいく所存でございます。本当に申し訳ございませんでした。

亀戸アートセンター 石部巧、石部奈々美


以下、作家の作品説明と謝罪になります。

作家のホリグチシンゴと申します。今回亀戸アートセンターで開催されている展示のドローイングの中に海外のグラフィティライターであるRING氏の作品であるタグを軽率に剽窃、引用してしまっていた作品があったことに関しての説明と謝罪をさせて頂きます。

初めに今回、私が軽率なタグの剽窃、引用をしてしまったことをこの場を借りてRING氏に深くお詫び申し上げます。またRING氏の作品を愛する全ての方々、不愉快な思いをさせてしまい大変申し訳ありませんでした。今回展示している作品の一部に含まれる2点に問題のある剽窃があり、既に展示を取り下げています。尚、今までの私の作品の中でこのような形で第三者の描いたライティングを剽窃したものは今回の2点のみになります。また今回の件に関しては既にRING氏本人に拙い英語ではありますが謝罪をさせて頂きました。

私がRING氏のタグの剽窃を行ってしまった作品は、私が過去に模造紙やコピー用紙などに描いた落書き及び、収集した写真を編集、コラージュして制作しました。それら素材になった過去の落書きの中に、RING氏の作品を模写した部分が含まれており、それらを素材として自作の中で組み合わせてしまったことで、今回問題になった2点の作品を制作してしまいました。RING氏の作品を模写していた当時、私はグラフィティやライティングに単純な憧れと関心があり、線や造形への感覚を自作に取り入れられるのではないかという思いから収集、撮影したグラフィティの資料、紙媒体(ZINE)などを模写していました。今回の制作にあたり自分の描いた落書きと模写をした部分の境目が自分の意識の中で曖昧になっていってしまった結果、RING氏のタグを模写した部分をコラージュの中でそのまま引用してしまいました。今回外部の方にご指摘頂き初めて自分のしてしまった行いを自覚するに到りました。

グラフィティカルチャーのことを深く理解せずリスペクトを欠いた、今回の私の作品内におけるRING氏のタグの引用により多くの方を傷つけ不愉快な思いをさせてしまったことを改めてお詫び申しあげます。

また展示に足を運んで頂いた方、協力してくれた方、作品を購入して頂いた方々には今回の件を心から申し訳なく思います。こちらも重ねてお詫び申し上げます。

今回のようなことが二度とないよう、自身の作家としての姿勢を改めて問い直し、自分の制作しているものが本当にオリジナルなのか?他の創作者へのリスペクトを欠いていないか?常に疑問を自分自身に問い直したいと思います。

今回は本当に申し訳ございませんでした。

ホリグチシンゴ