田中ヒサミ 個展「DOG / DOG / CAT / DOG / AMBIENT」

田中ヒサミ 個展「DOG / DOG / CAT / DOG / AMBIENT」

会 期  2024年3月15日(金) - 3月27日(水) ※ 会期中無休

時 間  平日 16時 - 22時 土日祝 13時 - 19時

場 所  亀戸アートセンター (KAC)

最 寄  都営新宿線 東大島駅 大島口


*Opening Reception  3月16日(土) 17時 - 21時


【関連イベント】

■ ガチャガチャ

バッジ、チェキ、シールが入ってます。

■ 期間限定プリント  ※デザイン等末尾参照

会期中、作家のデザインをお持ちいただいたTシャツ、シャツ、布バッグなどの布もの(綿100%)にその場でプリントするイベントも開催します。


※イベントなどの情報は、WEB、SNSなどで随時告知させていただきます。


Hisami Tanaka Solo Exhibition "DOG / DOG / CAT / DOG / AMBIENT”

March 15 (Fri.) - March 27 (Wed.), 2024 * Open throughout the exhibition period

16:00 - 22:00 weekdays, 13:00 - 19:00 weekends and holidays

@Kameido art center

Nearest Station : Toei Shinjuku Line Higashioojima Station (Oojima Exit)


*Opening Reception Saturday, March 16, 17:00 - 21:00


[ Related Events ]

■ capsule toy machine

■ limited time silkscreen print

During the exhibition, the artist's design will be printed on T-shirts, hoodies, bags, and other fabrics (100% cotton) on the spot.


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この度、亀戸アートセンターでは、田中ヒサミ個展「DOG/DOG/CAT/DOG/AMBIENT」を開催いたします。

田中ヒサミは、自身の通底しているテーマでもある「受動と能動」、または※トートロジー(同語反復)の概念を意識した絵画表現を模索している作家です。亀戸アートセンターでは3度目の個展となる本展では、基本の考え方は過去の展示から踏襲しつつ、新たに「短絡的」「軽率」をキーワードに用いることで、いままでよりも作品の解釈に柔軟性を持たせるような表現をしたいと考え制作に臨みました。

方法として、一般的には否定的な意味で使われるそれらの言葉を肯定的に捉え、作品制作の態度に反映させます。具体的には作品の題材やモチーフ選びであったり画面構成やそこに配されるオブジェクト形状等に現れます。例えばモチーフに、(特に深く考えず、短絡的、または軽率に)犬や花を選ぶ、といった態度をとることで、作品に受動性を与えると同時にトートロジー的な要素を浮かび上がらせつつも、そうしてできた作品はメッセージ性を程良くボカします。

昨年田中がコロナに罹患し寝込んでいた際、近年あまり聴くことのなかったアンビエントミュージックを改めて聴いたことで、弱っていた身体に癒しがもたらされた経験から、その音楽の、理屈抜きの「良さ」や「正しさ」のようなものを実感します。

多くの人から好かれている「花」や「犬」、「猫」といった、絵画の世界ではある意味、短絡的ともいえるモチーフの(当然良いに決まっている)美しさや可愛らしさをトートロジー的な視点をもって肯定することは、アンビエントミュージックの持つ良くも悪くも直球な(短絡的な)心地良さに繋がってくるのではないかと作家は考えます。

会場では、本展に合わせて作家自身が制作したアンビエントミュージックがBGMとして流れます。「理屈抜きで単純に展覧会を楽しんでもらいたい」と言う作家の言葉通り、ぜひ会場でお楽しみいただければ幸いです。


※トートロジー/同語反復とは「私は私であり、君は君である」のように、等値を示す語によって同じ言葉を繰り返すことである。 文学、評論等、言語表現における技巧のひとつとして用いられる。

「AはAである」は、例えば「AはあくまでAであって他のものとは異なる」という注意喚起、あるいは「Aは所詮Aであってそれ以上ではない」という主張、等々の筆者(話者)の意図を含み得る。また同様に「AはAであり、BはBである」は、例えば「AとBを混同すべきではない」という注意喚起、あるいは「AとBは(ある文脈で)異質である」という主張、等々を含意し得る。

言葉遊びとしては、「非AとはAに非ざること也」「ABとはAをBすること也」といった、説明を避けて相手をけむにまく表現がある。

例:

・未成年の小学生

・雨の降る日は天気が悪い

・力とはパワーだ。

引用元:wikipedia


Hisami Tanaka is an artist who explores painting expressions that are conscious of the concept of "passive and active" or tautology (repetition of the same word), which is also a recurring theme in his work. In this exhibition, his third solo exhibition at Kameido Art Center, Tanaka aims to bring flexibility to the interpretation of his artworks by introducing the keywords "short-circuit" and "hasty," while maintaining the basic approach inherited from past exhibitions.

Tanaka positively interprets these words, typically used in a negative sense, and reflects them in his attitude toward creating artworks. This is manifested in the selection of subjects and motifs for the artworks, as well as the composition of the scenes and the shapes of the objects placed within them. For example, by adopting an attitude of selecting motifs such as dogs or flowers (without much thought, in a short-circuit, or hasty manner), the artworks exhibit passivity while also bringing out tautological elements, yet they subtly blur the message.

During his illness from COVID-19 last year, Tanaka experienced healing through ambient music, which he had not listened to much in recent years. This led him to realize the "goodness" or "rightness" of the music in an irrational manner. Similarly, Tanaka believes that affirming the beauty and cuteness (naturally deemed good) of motifs such as "flowers," "dogs," and "cats" in the world of painting from a tautological perspective is connected to the straightforward (short-circuit) comfort that ambient music provides, whether good or bad.

At the venue, ambient music created by Hisami Tanaka will be played as background music to accompany the exhibition.


【作家プロフィール】

田中ヒサミ  Hisami Tanaka

1976年 茨城県生まれ。2001年 多摩美術大学美術学部デザイン科卒業。その後約10年に渡って音楽活動を行う。

2010年頃から平面作品を中心に美術作家として活動を始め、2012年都内にて初個展。現在東京を中心に活動中。


Born in Ibaraki, Japan in 1976, Hisami Tanaka graduated from Tama Art University in 2001 with a degree in design. After that, he has been active in music for about 10 years.

He began working as an artist around 2010, focusing on two-dimensional works, and had his first solo exhibition in Tokyo in 2012. Currently lives and works mainly in Tokyo.


HP : http://hisamitanaka.com/

Instagram : https://www.instagram.com/hisami_tanaka


個展

2012年「自身ガアリマセン」, waitingroom, 東京

2019年「ナイススポットヒーリング」, 亀戸アートセンター, 東京

2021年「未成年の小学生、馬から落馬す。」, 亀戸アートセンター, 東京


グループ展

2009年「AMUSE ARTJAM 2009」, 京都文化博物館, 京都

2010年「ULTRA003」, SPIRAL, 東京

2011年

   「第1回全感覚派美術展」, 清川泰治記念ギャラリー, 東京   

   「窓と物語」, waitingroom, 東京

   「in the waitingroom」, waitingroom, 東京

   「ULTRA004」, SPIRAL, 東京

2012年「New City Art Fair」, hpgrp Gallery New York, NY

2013年「YOUNG ART TAIPEI」Sheraton Grande Taipei Hotel 台北喜來登大飯店, 台北・台湾

2019年「ART START UP 100」, Hillside Forum Daikanyama, 東京

2020年「平らな熱」, 亀戸アートセンター, 東京、「100人10」, 馬喰町ログズビル, 東京

2022年

   「Tokyo Mid June Kommunication」, 亀戸アートセンター, 東京

   「Winter Art Market 2022」, Feb gallery Tokyo, 東京

   「大フリースタイル陶芸展 vol.3」, 亀戸アートセンター, 東京

2023年

   「いろいろのあいだ」, トランスポップギャラリー, 京都

   「楽市 – HOLIDAY ART MARKET 2023」, CENTER/EDO, 東京


【関連イベント】

■ 期間限定プリント limited-time print

田中ヒサミ 個展「DOG / DOG / CAT / DOG / AMBIENT」会期中、作家のデザインをお持ちいただいたTシャツ、ロンT、パーカー、シャツ、布バッグなど布もの(綿•ポリエステル100%、綿の混紡)にその場でプリントするイベントを開催します。

デザイン色 : 上画像参照 

サイズ : 29.7 × 21 cm

時間 : 15分くらい

料金 : 1500円

※インク擦れや位置ずれする場合もございます。

※多少、無地Tシャツ800円、布バッグ300円〜のご用意あります。


During the exhibition, Hisami Tanaka's designs will be printed on T-shirts, long T-shirts, parkas, shirts, cloth bags, and other cloth items (cotton, 100% polyester, and cotton blends) on the spot. The artist's design will be printed on the spot.

Design color : see image above

Size : 29.7 x 21 cm

Time : about 15 minutes

Charge : 1500 yen

Ink rubbing and misalignment may occur.

Some plain T-shirts are available for 800 yen and cloth bags for 300 yen and up.